羮に懲りて膾を吹く

 オーストラリアはブリズベーンに住むジョージ・ウォルター・アプルビー氏はある朝街のバス停でバスを待っていて、突然空中に放り投げられた。排水溝に漏れたガスが爆発し、彼が立っていたマンホールの蓋を吹き飛ばしたのである。
 彼はそのまま同じマンホールの穴に落下、全身を打撲しながらもどうにか下水道から這い出してきた。ところがしばらくしてからもっと強烈な爆発が起こり、今度は彼をある家の屋根の上まで吹き飛ばした。
 やがて消防士が救助にやってきたが、彼は屋根にあったTVアンテナにしがみついたままどうしても降りようとしない。仕方ないのでアンテナごと彼を病院に運び、麻酔をかけてやっとこさアンテナから引き離した。

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