史上最大のジョーク

 史上最大のジョークはギリシャの喜劇作家フィレモンによって創作されたと思われる。ただ残念なことに彼は自分の考えたジョークのあまりのおかしさに笑い死んでしまったため、その内容は後世に伝わっていない。もっとも被害者が彼一人で済んだことを喜ぶべきなのかも知れないが。とりあえず我々としては同時代人である哲学者のクリュシッポスの事例から、フィレモンのジョークの内容を推測するにとどまらざるを得ない。クリュシッポスはロバがイチジクを食べる様子を見て馬鹿笑いして死んでいる。

戻る

抜ける