あすとろのまぁ自己中心派

 クラウディウス・プトレマイオスは天動説を集大成した人物であるが、近代になって彼が根拠としていたデータはヒッパルコスから盗用したものであるらしいことが判明した。それだけでも彼が自説同様実に自己中心的であることが推察されるが、さらにそのデータを自説に適合するよう改竄しているらしいことも判明したとあっては、彼の自己中心的性格はほぼ疑いのないところであろう。
 こうした自己中心性を反省してか、天動説を修正したティコ・ブラーエは実に謙虚な人物で、皇帝ルドルフ2世と一日中同じ馬車の中で過ごした彼はトイレに立つ用を言い出せず、我慢のしすぎで亡くなってしまった。彼のデータを得て研究したケプラーが自己中心的な天動説でなく謙虚な地動説を結論としたという事実も、彼の謙虚な人柄を証明しているといえよう。

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