本能の人ゴッホ

 店員、炭坑の伝道師といった遍歴を経た後27歳にてついに画家になることを決意したヴィンセント・ヴァン・ゴッホ氏、早速アントワープの美術アカデミーに入学した。
 さて、そのアカデミーの授業にてミロのヴィーナスのデッサンを命じられた彼はその美しさに「素晴らしい女だ!、素晴らしい尻だ!」としきりに感動、「女は臀部を持っていなくてはならない!」との悟りを得た。
 かくしてゴッホ氏は尻のむやみに大きなヴィーナスを描き、デッサンの教師は彼を落第させた。

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